京都のホントのトコロ

生粋の京都人でもなく、観光客でもない、そんな「あいだ」にいる私が、ゆるりと感じ取った街の空気や匂いを切り取っていきます。

オムライスの誘惑

オムライスって、なんだか向日葵みたいだなと思います。

大きくて、黄色くて、ふんわりと構えてくれている。

大人も子供も、一気に笑顔にさせてしまう存在。

 
そんな世のオムライスを代表してくれる選手に、出会いました。
京都の平安神宮近くに位置する「グリル小宝」さん。
店名からしてご利益がありそうです。
 
この日私が訪れたのは休日の14時頃でしたが、外には5人程の行列ができていました。
お昼時でも、タイミングによっては並ばずに入れるんじゃないかと思います。
 
注文したのはもちろん「オムライス」!
 
洋食屋さんなので、他にもハヤシライスやカツ系のメニューも沢山あります。
でも、この日は私の胃も口も、すっかりオムライスを食べる仕様にプログラミングされていたので、迷わず一直線に突き進みます。
 
小宝さんの特筆すべきところは、サービスの独自性です。
まず一つに、「タイムリーなサービング」
待ってる間に注文を聞いてくれているので、効率良く調理していることはわかるのですが、本当に着席してまもなく料理が出てきました。
 
タイムマネジメント恐るべしっっ!!
 
第二に、「水の注ぎ方」
水が少なくなると、サービスの男性が気がついて注ぎに来てくれるのですが、
高い位置から一瞬で「ジャッ」っと勢いよく満タンにしてくれちゃうのです。
 
まるで手品を見ているかのよう。小さなお子さんはきっと喜んじゃいます。
これもパフォーマンスの一種なのかもしれませんね。
 
さて、肝心のお味はというと・・・、
シンプルな王道のオムライスというより、これは小宝さんでしか食べられない味です。

f:id:yucca7:20160618145544j:plain

ケチャップではなく上にはデミグラスソースが掛かっていて・・・
中はチキンライスではなく、ソースと同じデミグラス系の味付けです。
 
チキンライスも好きだけど、このデミグラスがまた絶品!!
欲を言えば、あと50mlくらい足して欲しかったです(笑)
そして、グリーンピースが結構ごろごろ入っています。
 
私はグリーンピースは可もなく不可もなくあれば食べるというタイプなのですが、
苦手な方は少しきついかな・・・?でも、頑張って残さず食べましょう。
 
ちなみに小宝さんは、雑誌や観光ガイドに載っている率が高いので、観光客の割合もとても多いのですが、店内の雰囲気はまったく気取っている感じはしません。
 
だからこそ、地元の方からも永く愛されていることが伝わってきました。
 
また東山方面に行くときは立ち寄りたいと思います。
今度はハヤシライスにしてみようかなぁ・・・。