京都のホントのトコロ

生粋の京都人でもなく、観光客でもない、そんな「あいだ」にいる私が、ゆるりと感じ取った街の空気や匂いを切り取っていきます。

おそばの幸せ

京都に住み始めて、気がついたことがあります。

それは・・・、美味しいお蕎麦屋さんが多いこと。

しかも、昼からしっかり食べ呑みできるお店が沢山あります。

この日訪れたのは、「そば 酒  まつもと」さん。 

河原町から歩いて5分程、裏寺町通(通称:裏寺)から程近いところにあります。

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雑誌で京都特集が組まれると、よく見かける気がします。

 

いつも通る度に満席だったけれど、たまたま13時頃に到着した時に

本日の営業は13時〜19時までの通し営業です」という張り紙。

「これは・・・、今入らずして、いつ入る?!」

ということで、おひとりさま入店。

 

店内はシンプル&コンパクトな作りで、カウンターが8席ほど。

寡黙なご主人が、「いらっしゃい」と静かに口を開きます。

 

一番奥の席に座ると、まずはビール&「鴨つくねとお豆腐」を注文。

「少々お時間頂きますけど、いいですか」と、言葉少なに声掛けしてくれます。

 

昼から一杯目のビールを堪能していると、15分程で料理が出てきました。

熱々の湯豆腐をはふはふ言わせつつ、柚子胡椒と一緒に鴨つくねを口に頬張ります。

 

っっ!!!!!!!!!繊細な味で美味しい!

肴を丁寧につくっているお蕎麦屋さんは、思わず通いたくなってしまいます。

 

締めには、もちろん冷たいお蕎麦。

麺がつるっと艶やかな光沢を放ちつつ、素朴な味で口の中が幸せに包まれます。

私はその日の1番目の客でしたが、その後もお客さんは絶えることなく、あっという間に満席になっていました。

 

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次に予定もあったので、さくっと呑んで食べ、滞在時間はわずか30分。

それでも、まつもとさんの落ち着いた雰囲気を十分味わい尽くした休日の午後でした。

 

《基本データ》

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